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芳泉の配合生薬・薬効

10種類の生薬がカラダに効く!

芳泉の配合生薬

 数百種の生薬の中より、古くから冷え、炎症、婦人病、肩こり、腰痛などに効果のある10種類の生薬を吟味して調合しました。

 芳泉に使われる生薬は一般に薬草農家で契約栽培されたり、天然物として採集されています。
集荷された薬草は、日本薬局方に定められた生薬としての主成分の定量値を検査され、それに合格した生薬だけが芳泉の原料となります。
 

 
 ●芳泉に使われている10種類の生薬

当帰(とうき) 黄柏(おうばく) 川きゅう(せんきゅう) 生姜(しょうきょう) 山梔子(さんしし)
蕃椒(ばんしょう) 紅花(こうか) 陳皮(ちんぴ) 橙皮(とうひ) 黄ごん(おうごん)



当帰とうき

当帰(とうき)

●効能
貧血症、冷え症、腹痛、生理不順、更年期障害、アレルギー、ストレスなどに効果的。

 

 山地に自生し、薬用としては各地で栽培されているセリ科の植物トウキの根を湯通しして乾燥させたもので、古来より著名な和漢の要薬として用いられてきました。
 浄血、補血、強壮、鎮静作用があります。また、貧血症、冷え症、腹痛をはじめ、婦人病薬として月経不順、更年期障害などに用いられます。また、体を温め、ほのかな香りに鎮静作用があります。最近は、抗アレルギー作用が注目されています。
 これまで、奈良県で栽培されてきた大和当帰が良品とされていますが、最近では北海道で栽培される北海当帰が市場に多く出され、市場品として広く使用されています。当帰は多年生草本で、高さは60〜70cm、夏に白い花を咲かせます。
 漢方薬の処方としては、当帰湯(とうぎとう)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、当帰飲子(とうきいんし)、当帰膠艾湯(とうききょうがいとう)、紫雲膏(しうんこう)、四物湯(しもつとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、女神散(にょしんさん)、当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)、当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)などに用いられます。

 


 

黄柏おうばく

黄柏(おうばく)

●効能
健胃、腸内殺菌、消化不良、整腸、解熱、外用消炎剤として効果的、やけど薬などにも。

 

 ミカン科のキハダの樹皮で、皮が厚く、鮮やかな山吹色で苦味があります。腸内殺菌作用があり、胃腸薬の原料として多く使われ、苦味の強いものが良品とされています。
 熱性下痢、血便、消化不良、黄だんのほかに、洗眼、解熱、打撲症の外用消炎剤として打ち身、骨折、捻挫に使われます。やけど薬としてもしばしば用いられています。有名な伝統的胃腸薬「陀羅尼助」(ダラニスケ)、「百草丸」などの原料として昔から珍重されています。
 キハダは、北海道、岐阜、長野、新潟、岡山、広島、鳥取、熊本などの日本の各地の山地に自生する落葉樹で、15メートルほどの高木になり、夏には黄緑色の細かい花を咲かせます。幹の外皮は厚いコルク状で、縦みぞがあり、内皮は黄色です。
 温清飲(うんせいいん)、三妙丸(さんみょうがん)、黄蓮解毒湯(おうれんげどくとう)、柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)、梔子蘖皮湯(ししばくひとう)、滋陰降火湯(じいんこうかとう)などに用いられる日本ではポピュラーな生薬原料です。

 


 


川きゅうせんきゅう

川きゅう(せんきゅう)

●効能
美容に影響する貧血症や冷え症、生理不順のほか、鎮静作用でリラックス効果も。

 

 トウキと同じセリ科の植物で、通常、根茎を湯通しして乾燥させて用います。精油分を豊富に含み、古来から重要な漢方薬として、浄血、鎮静作用を目的として主に婦人病薬、鎮痛薬として用いられています。
 鎮静、強壮作用があり、貧血症、冷え症、月経不順、月経痛などに用いられます。体を温める作用があり、ほのかな香りが心を落ち着かせます。漢方薬として最も使われる生薬のひとつで、中国が原産地です。
 日本では、北海道、奈良県などで栽培されている多年生草本で、高さは30〜60cm、秋に白い花をつけますが、日本では結実しないとされています。近年、中国からの輸入ものには成分のバラツキがあり、もっぱら国産のものが使われています。
 きゅう帰膠艾湯(きゅうききょうがとう)、香きゅう湯(こうきゅうとう)、四物湯(しもつとう)、七物降下湯(しちもつこうかとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、清補血湯(えいほけっとう)などに用いられます。

 


 

生姜しょうきょう


生姜(しょうきょう)

●効能
香りに食欲増進作用があり健胃薬として,体を温め、咳止めなど風邪薬としても効果的。

 

 ショウガ科のショウガの根茎で、皮をはいで石灰をまぶして乾燥させたものを生姜といいます。
 香りに食欲増進作用があり芳香性健胃薬、食欲増進薬として用いられます。また、香辛料、日本料理の薬味としても幅広く使われるほか、新陳代謝機能を促進し、嘔吐、咳、腹部膨満を鎮め、体を温める働きがあります。
 インドが原産地といわれる植物で、世界各地で栽培されています。ふつう、日本では花は咲きませんが、温暖な地域では黄緑色の花をつけます。日本国内では静岡、神奈川、岡山などで多く産します。
 生薬にはよく肥大したもので内部が白色、辛味の強いものが良品とされています。
 葛根湯(かっこんとう)、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、生姜瀉心湯(しょうきょうしゃしんとう)、小柴胡湯(しょうさいことう)など多くの漢方薬の処方に配合される生薬原料で幅広く活用されています。

 


 

山梔子さんしし

山梔子(さんしし)

●効能
消炎作用があり打撲症のほかに止血、解熱、鎮痛剤としても活用、にきび肌にも効果的。

 

 アカネ科のクチナシの果実で、晩秋に熟して紅黄色になり、完熟したところを採取したものを、陰干しで乾燥させて用います。果実の色や形で、山梔子、水梔子、紅梔子、黄梔子などと呼ばれます。山梔子は丸手のもの、水梔子は長手のものをいいます。一般に丸手に結実して、紅色のものが上品とされています。
 消炎作用があり打撲症に用いられるほか、止血、利胆(りたん)、解熱作用があり、鎮痛剤としても使われています。天然黄色染料としてサフランなどとともに食品類の黄色を出す色素として利用されています。
 クチナシは日本西南部から中国、フィリピンなど温暖地に自生する常緑樹で、夏に香りの強い大型の白い花を咲かせるため、各地で鑑賞用に栽培されています。また、古く飛鳥時代から、布地を黄色に染めるための植物性染料として使われてきました。日本では四国、九州に多く産します。

 


 

蕃椒ばんしょう

蕃椒(ばんしょう)

●効能
辛味性健胃薬、神経痛、筋肉痛の外用剤として、育毛・養毛剤の原料、香辛料にも。

 

 ナス科のトウガラシの成熟した果実で、外面に光沢があり、暗赤色あるいは黄赤色をしたものが良品とされています。辛味成分のカプサイシン類が含まれ、辛味性健胃薬(トウガラシチンキなど)、育毛・養毛剤トウガラシ・サリチル酸精の原料となっています。また、皮膚刺激薬として神経痛、筋肉痛などの外用剤として用いられます。発汗作用が強く、カレー粉や七味唐辛子など香辛料、薬味としても欠かせないものとなっています。
 熱帯性の植物で、主として中央アメリカの熱帯に自生していますが、温帯地域の各地で栽培されています。花は白色、または緑色や紫色を帯びた白色。日本で栽培されているのは鷹の爪、八房、伏見、大果、五色の系統が多く、辛味成分のカプサイシンは鷹の爪、八房系に多く含まれています。
 神経痛・筋肉痛などには単味で用いられます。

 


 

紅花こうか


紅花(こうか)

●効能
体を温め、血行を促進し、生理不順など婦人病全般に、冷え症、更年期障害などにも効果的。

 

 キク科のベニバナの管状花(花の部分)で、新しくて鮮紅色のものが良品とされています。紅色色素、黄色色素を含み、染料としても利用されています。通経、くお血薬として生理不順などの婦人病や冷え症、更年期障害などの治療に用いられます。体を温め、血行をよくするため、昔は女性の腰まきの紅色を染める染料に使われました。
 また、食品の紅色色素としても用いられ、種子から得られるサフラワー油はリノール酸を多量に含んでいて、血液中のコレステロールを低下させる作用があります。
 ベニバナはエジプトが原産地で、チベット、インド、中国、日本、南フランスなどで栽培されており、初夏に鮮黄色の、アザミのような花(管状花)をつけ、しだいに紅色に変わります。この花を採集して乾燥させます。日本国内では山形県での栽培が知られています。葛根紅花湯(かっこんこうかとう)、活血通経湯(かっけつつうけいとう)などに用いられます。

 


 

陳皮ちんぴ

陳皮(ちんぴ)

●効能
芳香性健胃薬として食欲不振、吐き気、下痢、咳止めとして、発汗作用や美肌効果もあり。

 

 ミカン科の雲州みかんの成熟した果実の皮を乾燥させたもので、漢方薬に用いる場合はカチカチになった古いもののほうが良品とされていますが、芳泉などの入浴剤に用いる場合は、芳香成分がまだ十分に残っている生乾きのものが使われます。
 健胃・消化、鎮咳・去痰(咳を鎮め、痰を取る)、駆風[くふう](体内のガスを出す)、などを目的に漢方の治療薬に配合されます。漢方薬としては、食欲不振、嘔吐、下痢、咳止めに用いられます。また、発汗作用もあり、精油のリモネンは美肌効果があることで知られています。
 もともと中国から渡来したもので、日本で改良されました。中部地方以南の暖かい地域で栽培され、和歌山、愛媛、静岡(伊豆)で多く産しています。高さ約3メートルの常緑樹で、初夏に白い花をつけ、果実は10月ごろ成熟します。胃苓湯(いれいとう)、神秘湯(しんぴとう)などに用いられます。

 


 

橙皮とうひ

橙皮(とうひ)

●効能
香りの鎮静作用でリラックス効果、美肌、保温、スキンケア、食欲不振、咳止めにも。

 

 ミカン科のダイダイの成熟した果実の皮を乾燥させたもの。肉厚で、内側の白皮を取り除いたものが良品とされています。漢方薬としては芳香性苦味健胃剤として食欲不振,嘔吐などに用いられるほか、駆風(くふう)薬、咳止めなどに使われます。また、香味剤(香りや味をつけるための原料)として飲料や菓子、あるいは香水などに幅広く用いられています。
 原産地はインド・ヒマラヤ地方で、樹高が4〜5メートルになる常緑樹です。日本では和歌山、山口、愛媛、徳島、宮崎などが多く、外国ではスペイン南部、イタリアのシシリー島、中米の西インド諸島が多く有名です。日本産ではカブス、ザダイダイの2種類が知られ、カブスは熟して濃い黄赤色になり、ザダイダイは橙黄色で年を越すと再び緑色になります。
 香橙湯(こうとうとう)、トウヒチンキとに処方され、トウヒシロップの製造原料として用いられています。

 


 

黄ごんおうごん

黄ごん(おうごん)

●効能
解熱、利尿、消炎作用があり打ち身などのほか、血圧降下・動脈硬化剤などにも。

 

 シソ科のコガネバナの根を日干し乾燥させ、まわりの皮を除いた部分が生薬として使われます。古くから薬用として用いられ、現在でも最も頻繁に使われる漢方薬のひとつです。
 降圧(血圧を下げる)、利尿、下熱、解熱作用があります。また、消炎作用もあるので充血性疾患に用いられるほか、鎮嘔(ちんおう)薬としても活用されています。主成分のバイカリンにエイズウイルスの増殖抑制作用があるのではないかと報道されて注目を集めました。しかし、まだ臨床段階では立証されていません。抗アレルギー作用が確認されており、アレルギー性疾患の治療に期待を集めています。
 中国北部が原産地の多年草で、高さは20〜70cm、夏に淡い紫色の花を咲かせます。
 黄ごん湯(おうごんとう)、三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)、小柴胡湯(しょうさいことう)、大柴胡湯(だいさいことう)、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)などに用いられます。

 

 

 

 

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